鹿島酒蔵ツーリズム
推進協議会の取り組み
佐賀県鹿島市では、市内で製造される酒類と地域が持つ文化や歴史を合わせ国内外へと情報発信するとともに、鹿島へ来て頂けるように、様々な取り組みを行ってきました。 蔵元だけでなく地域全体への活性化に寄与することを目的とし、全国に先駆けて「鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会」を設立し、「鹿島酒蔵ツーリズム」を推進しています。 鹿島の酒蔵を巡り、蔵人と触れ合い、彼らが造る酒を味わう。その酒が生まれた土地を散策しながら食や文化、歴史を全身で楽しむ。「鹿島酒蔵ツーリズム」とはそんな旅のスタイルです。
実施地域
佐賀県鹿島市
実施地域
鹿島 酒蔵ツーリズム推進協議会
会員:市内6酒造
賛助会員:市内3酒造、嬉野市内3酒造、鹿島市、鹿島市観光協会、
鹿島商工会議所、嬉野市、酒蔵ツーリズムガイドの会
オブザーバ:佐賀県流通課、佐賀県観光課、
佐賀県観光連盟、NPO価値創造プラットフォーム
問い合わせ先
佐賀県鹿島市商工観光課
住所 佐賀県鹿島市大字納富分2643番地1
Tel:0954-63-3412
Fax:0954-63-2313
直近の集客状況
- 2012年 約30,000人
- 2013年 約50,000人
- 2014年 約40,000人
- 2015年 約70,000人(嬉野温泉酒蔵まつり含む)
- 2016年 約75,000人(嬉野温泉酒蔵まつり含む)
- 2017年 約80,000人(嬉野温泉酒蔵まつり含む)
- 2018年 約88,000人(嬉野温泉酒蔵まつり含む)
- 2019年 約99,000人(嬉野温泉酒蔵まつり含む)
鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会の歩み
鹿島市には清酒を製造する蔵が6蔵あり、九州有数の酒どころとして知られています。
平成23年(2011年)に富久千代酒造の「鍋島」が世界的に権威ある品評会IWC(インターナショナル・ワイン・チャレンジ)において最高賞にあたるチャンピオン・サケを受賞したことを契機に、鹿島の日本酒を活用した街づくりを模索する機運が高まりました。
この流れを受け、国内外に向けた鹿島の日本酒や独自の文化の情報発信、酒蔵・日本酒を活用した地域活性化を行いたいと集結した有志で「鹿島酒蔵ツーリズム推進協議会」を設立しました。
平成24年(2012年)3月24日・25日に、鹿島の酒と街のPRを目的に、これまで市内で別々に開催をしていた「花と酒まつり」「発酵まつり」などのイベントと協力・連携し、市内6蔵の同時蔵開きを中心とした「第1回鹿島酒蔵ツーリズム」を開催しました。
この時は、鹿島市の人口とほぼ同じ約3万人の方に訪れていただきました。
当日は、各酒蔵及びイベント会場を巡る無料循環バスの運行、6蔵を巡る手形やスタンプラリー及びツーリズム記念グッズ(6蔵酒セット、前掛け、お猪口等)の販売も行いました。
さらに、平成25年(2013年)3月30日(土)31日(日)に開催した「第2回鹿島酒蔵ツーリズム」では、 「まちなか博物館」「祐徳門前春まつり」などのイベントとも協力・連携し、約5万人の方に訪れていただきました。
平成27年の第4回のイベントからは、隣接する嬉野市の3つの酒蔵が主催していた「嬉野温泉酒蔵まつり」との共催という形により、ついに市を超えたものとなりました。 参加者数は毎年増え続け、令和元年(2019年)のイベントでは2日間で約10万人もの集客を達成しました。回数を重ねるごとに、幅広い層の方に来ていただくようになり、経済効果も拡大しています。 これらの取り組みが評価され、令和2年(2020年)1月に当協議会は総務省より「ふるさとづくり大賞」の最優秀賞を受賞しました。